「苦しいのは私だけ?」クリスチャンの本音が詰まった一冊を紹介
【書評】「信じても苦しい人」へ贈る、弱さと闇を照らす光の一冊
~頑張る信仰者に贈る、心からのメッセージ~
| 著者 | 中村穣 |
| 書名 | 信じても苦しい人へ 神から始まる「新しい自分」 |
| 出版社 | いのちのことば社 |
| 形式 | 四六判 176頁 |
| 購入 | Amazon購入ページ |

信仰を持っているのに、心は満たされない。祈っても状況は変わらない。聖書を読んでも、かえって自分の欠点ばかりが目につく――。
そんな**「信じても苦しい人」**に向けて、中村穣牧師が率直な言葉で問いかけるのが、この『信じても苦しい人へ:神から始まる「新しい自分」』です。
教会に通い、熱心に奉仕し、真面目に聖書を読むクリスチャンほど、「うまくいかない自分」に苦しみ、信仰の頑張り疲れを感じてしまうことがあります。本書は、まさにその頑張りの裏側にある**「自己中心的な信仰」という罠を明るみに出し、私たちをそこから解放する視点の転換**を促してくれる一冊です。
この本で発見できる「新しい自分」
本書を読むことで、あなたは次の三つの大切なことを発見するでしょう。
- 弱さを受け入れる解放感
真面目な人ほど、自分の弱さや闇を隠そうとし、**「良いクリスチャン」**という仮面を被りがちです。しかし、著者は、あなたの弱さも闇も全て知った上で愛してくださる神の姿を提示します。ありのままの自分を受け入れることから、信仰は始まります。 - 神から始まる確かな希望
本書が導くのは、人間的な努力や感情の浮き沈みに左右されない、神に根ざした希望です。苦しみを通してこそ、超越した神様の愛と力が理解できるというメッセージは、あなたの心の土台を強く支えてくれるでしょう。 - 罪悪感からの脱却
「もっと祈らなければ」「もっと奉仕しなければ」という罪悪感から自由になります。本書は、私たちの行いではなく、神の恵みによって私たちが既に愛されているというシンプルな真理に立ち返らせてくれます。



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